公務員を辞めるまで。
「サクセスより、ハッピーな道があった」
2018年1月1日(月)元日の朝日新聞。
ロックスター矢沢永吉の幸福論の記事。
何気なく読んでいた。
ツアー中「ひとりワイン」 あの永ちゃんのハッピーとは:朝日新聞デジタル
・・・・・・・・・・・・・これだぁ!!!
ずっと探していたものが見つかった瞬間でした。
なぜだか、涙が出たのを覚えています。
この記事との出会いが、人生の転換点になりました。
- 公務員を辞めようか悩まれている方
- パワハラを受けて悩まれている方
- 働く意味を見失いかけている方 など
同じ悩みを抱いている方と共有できたらと思います。
初めてのブログ記事ですが、最後まで読んでいただければ嬉しいです。
<20代前半>
大学を卒業し、公務員試験をパスしある公的機関に入庁。
この時、人生安泰だと本気で信じていた。
<20代後半>
仕事にも慣れ、大学時代からお付き合いしていた方と晴れて結婚。
この頃だった・・・本当は思い出したくもない。
上司からのパワハラ。
心と体に異変を感じながら耐えた1年。屈辱の日々だった。
激しい腹痛・頭痛・動悸・耳鳴り・不眠・・・もう少しで壊れるかも・・・
腹痛で消化器内科、過敏性胃腸炎と診断。
頭痛と吐き気で脳神経外科、CT撮ったけど異常なし。
今でも覚えている。帰り際、医師からこう声をかけられた。
「早まるなよ」
相当、マイナスオーラだったのでしょうね。
なぜか、心療内科には行かない自分がそこにいた。
弱い自分を認めたくなかったのだと思う。
今思えば、自分を“弱い”とか思い始めてる時点で、かなり病んでた証拠。
弱いとかじゃないのに・・・。
もう無理・・・。
壊れそう、自分じゃなくなる。
限界だった。
信頼する人に勇気を出して相談した。
その人の力でなんとか離してもらった。
恩を感じている。
その人がいなかったらダメだったかも・・・。
そのパワハラ上司はそれまで何人も被害者を出していた常習犯。
でも組織は放置していた。
そんな腐れ野郎(汚い言葉ですみません)を俺にあてがい、助けを求めるまで見て見ぬふりをした。
俺の人生をこんな組織、あんな腐れ野郎にダメにさせて堪るか!
「組織は守ってくれない・・・」
と悟った。
嫌気がさした・・・。
こうやって、人材流出が起きるんだと正直感じた。
今振り返れば、この件がターニングポイントになったり、「脱サラ計画」始動。
それからというもの、組織に対する従属意識が急激に下がっていった。
組織の為にどんなに尽くしても、報われない。
それなら「組織」のためじゃなく、「家族と自分」だけのために働く働き方の方が、やり甲斐があるんじゃないか。
経営者はリスクをとっている。
その面、サラリーマンは、リスクをとっていない訳だから、こんな理不尽もある意味、我慢するしかないということか・・・。
それが嫌なら、リスクをとって組織から出るしかない。
組織は守ってくれないなら、自分で自分を守るしかない。
もし、俺がダウンしてたら家族はどうなったんだ?
こんな組織のために人生を壊されてたまるか!
では、どうやって自分(=家族)を守るか。
稼ぐ力=組織に依存しないでも食べていける力
を身に付けるしかない!
「今は組織を抜け出す力はないけど、いつか絶対抜け出してやる!」とここで決意した。
まずは、“お金”のことを知るため、“お金”について勉強した。
そして、密かに副業を開始した。
<30代前半>
結婚4年目。
待望の子どもが産まれ、可愛くて可愛くて、本当に幸せでした。
生きる力が湧いてきた。
この子のために生きていこう!
仕事の不平不満を垂れる父親じゃなく、笑顔で元気にイキイキと働く父親になろう!
という気持ちが沸々と湧いてきたのを今でも覚えている。
早く帰宅し、家族と少しでも長く過ごしたい。
仕事は就業時間内で終わらすように効率と段取りを徹底的に意識した。
しないで済む残業はしないと決め、メリハリある業務を心掛けた。
どう思われてもいい!
付き合い残業、ダラダラ残業なんて、絶対しない!
仕事をきっちりして、俺は定時に帰る!
そして、限られた時間を副業に充てる!
帰宅後、子どもをお風呂に入れ、家族と食卓を囲み、寝かしつけつつ夜8時には一緒に就寝。
深夜起きて、朝まで3時間を副業にあてる。
そして出勤という生活がしばらく続きました。
副業が職務規定で禁止なのは知っていた。
だから、誰にも他言せず、勤務中は業務に集中し、帰宅後に専念するスタイルは貫いた。
お金のこと、マインド(思考)についてもいろいろ調べ、勉強と実践を繰り返した。
まずは、1円でもいい、給与以外で自力でお金を稼ぐ感覚を身に付けたかった。
労働収入ではなく、お金に働いてもらう・・・・
新しい学びを得た。
<30代半ば>
ある年の元日、新聞を開いた。
「サクセスより、ハッピーな道があった」
の記事に出会い、心は決まった。
ツアー中「ひとりワイン」 あの永ちゃんのハッピーとは:朝日新聞デジタル
昔の自分にとっては、「公務員=サクセス」の象徴だった。
公務員は、国民の財産と生命を守る大事な仕事。
今でもその認識は変わらない。
でも、自分の残された人生を考えた時、全然ハッピーではなかった。
自分の気持ちに正直になろう。
向いていないんだ・・・。
自分は、「お金を稼ぐことが好きだ」と気づいた。
サクセス(成功)でなくても、自分がハッピー(幸せ)と思える生き方をしよう!
サクセスなんて、人それぞれだし、ハッピーな方が自分らしい生き方だと思う。
家族もハッピーにするには、自分がハッピーじゃないと!
人生は一度きり!
世間体とか常識とか一旦捨てて、好きなことをしよう!
もっと型にハマらず、自由に生きよう!
てか、仕事は別に公務員だけじゃない!
AIに取って変わられる時代は必ず来る!
事務職なんて真っ先に入れ替え対象!
公務員の安定神話なんてものは、今や幻想。
どの道も、将来にリスクは付きもの!
公務員でいることの方が、リスクなのではないか!
それなら、リスクを取ってチャレンジしてみよう!
この「記事」を読んで、こんな考えが頭をめぐり、退職を強く決意した。
丁寧に丁寧に時間をかけて妻にも説明。
妻、「いいんじゃん。好きにすれば。辞めていいよ」
妻は神だった。
理解のある妻に心から感謝!この人を選んで良かったと思った。
妻の理解も得られた所で、本腰入れて、更に副業に精を出した。
数か月後、ついに退職。
入庁して10数年、中堅職員としてバリバリに働く30代のはずでした。
入庁当時、それ以外の道なんて想像もしていませんでした。
<これから>
転職し、副業を専業にして歩む日常をこれから綴っていきたいと思います。
育児・仕事・趣味・グルメなんでも書いていきたいと思います。
へぇ~こんな生き方をしている奴もいるんだ~程度に読んでいただければ嬉しいです。
悩んでいる方の参考になれればば、これ幸いです。